人間関係を苦しくする◯◯欲

※7月18日(火)執筆の記事です。
こんにちは。亀井弘喜です。

３連休も終わり、今日からまた日常が始まりましたね。明日はセンターピースの１日集中講座です。

【7月19日(水)11:00〜 センターピース1日集中講座】

以前ご紹介したこの本。

今日は人間関係を苦しくしてしまう「独占欲と犠牲者意識」についてシェアします。

ーーーーーーーーーーーーー

独占欲と犠牲者意について

自分の願望や欲求を満足させるために他者の気を引こうとする欲望を独占欲と呼ぶ。

独占欲に支配されている人は、いつも自分のことだけを考え、他の人たちを強要したり義務付けて関心を引く。

このような人たちはパートナーとの関係では愛情の絆がある伴侶から目にかけてもらうのは当然の権利だと主張して、ほぼ独占的な奉仕を要求するので、しばしば相手の自由や意志を侵害する。

そして気にいるほどの関心を引き付けられないと犠牲者のふりをして気を引こうとする。

◇◆◇◆

犠牲者意識は相手から憐憫の情を引き出しながら、その関心を自分に向けようとする人に特有のエゴ的感情で、同情してもらうことによって、相手を思い通りにしたり、利用しようとしている。

犠牲者意識は、相手の自由意志にはお構いなくその気を引こうと強いるので、一般的に独占的であり独占欲との関係が強い。

自己成長をしようと努力せず、他者に自分の試練や責任を果たしてもらおうとするので臆病者でもある。

◇◆◇◆

これは大変巧妙な人心操作の手口で、コントロールされる側は往々にして気づかずに意のままになってしまう。

犠牲者意識は罪悪感を弄ぶことが多く、自分の要求を満たそうとしてくれない場合に、相手が罪の意識を持つように仕向けるのだ。

（中略）

パートナーとの関係では、いつも望みを叶えてくれるサービス精神旺盛な人を選びやすい。

いつも肉体的あるいは精神的に具合が悪いふりをして自らパートナーに依存することで、常時世話をしてもらって、全責任を押し付けようとする。

だがこのような態度は、しまいにはパートナーの息を詰まらせ、疲弊させてしまう。そのようなニセ犠牲者に、自分がいてあげなければやっていけないだろうと思い込まされたパートナーは、その人を隅々まで満足させて喜ばせてあげることに追われて、事実上自分の生活というものを持てないからである。

犠牲者のふりをする人たちは、彼ら自身で不快感を募らせ、改善する気がない。

それを注目を集めるための武器として利用するからだ。

◇◆◇◆

Q. 独占欲と犠牲者意識はどのように克服すればいいですか？

他者の人生をコントロールするのをやめ、その自由意志を尊重することだ。誰に対しても何も要求したり押し付けたりする権利がないこと、ましてや相手との愛情の絆をその口実にしてはならないのだと気づくことである。

同時に、いつもよその人に解決してもらおうとしないで、臆病、怠け癖、安楽さを克服して、自分で課題に立ち向かう必要がある。

◇◆◇◆

いかがだったでしょうか。

少しわかりにくい表現もあったかもしれませんが、独占欲と犠牲者意識についてとても明快に書かれていて、自分自身が人生で苦しんできたパターンにも気づかされました。

あなたの人生にも何かお役に立てたら嬉しく思います。

◆◇◆◇