DEC 16 2017

株式会社と個人事業主ってどっちがいいの？

こんにちは。亀井弘喜です。

鹿児島空港から書いています。

昨日は午前中に父の会社の社員さんの個人セッションをして、

午後から夜にかけて、仙台→東京→鹿児島と移動して、

そして今日はこの後10:05の便で、鹿児島→那覇→宮古島へと移動して、宮古島リトリートを開催してきます。

われながらなかなかハードな１週間ですが、自分で組んだスケジュールですし、何よりも毎日が楽しい！

宮古島でも何をどうするかというのをほとんど決めておらず、２名の参加者とともに楽しんで来ようと思っています。

“真実の世界はいつも優しい”
ビジネス x スピリチュアル調和への道
「株式会社と個人事業主ってどっちがいいの？」

昨夜、起業塾仲間から相談を受けました。

「ひろきくん、株式会社と個人事業主ってどっちがいいの？」

◇◇◇

その友人は個人事業主として独立して結構日が経っていて、売上も利益も出て、税理士さんから

「そろそろ法人化したらどうですか？」

と言われたそうなのです。

それで会社経営もしながら個人事業主歴もある僕に相談してみようとなったのだとか。

「そういえば、こういう質問これまでも何人かから受けたことがあったな」と思い出してメルマガのネタにしてみました。

◇◇◇

昨日もそうだったのですが、僕の答えはいつも同じです。

「どっちでもいいんじゃない？(笑)」

これは投げやりにそう言っているのではなく
「そこはあまり大切じゃない」
という意味で言っています。

株式会社を経営して６年、個人事業主歴も２年ある僕からすると、違いがあるとすれば、以下の点くらいです。

・出資を受けるときに、法人ならば無税で全額受け取れる、個人事業主だと贈与税をかなり引かれる

・代表である自分の給料について、法人ならば期首３ヶ月以内に決めたら１年間同じ額の給与となる。（よくも悪くも）

　個人事業主ならば、事業状態に合わせてその月の自分の報酬を調整できる。

・大手の顧客や取引先と取引するような際に、法人であれば若干信用が増し、個人だと固い会社だと決済が降りない可能性がある（銀行から融資を受ける際も同様）

・法人だと、「代表取締役社長」っていう肩書きを名乗れる（笑）

・利益が出たときに、税率の有利不利がある（詳しいことは税理士さんに！）

・経理処理が、個人事業主は単式簿記で簡単、法人は複式簿記でちょっと複雑、というか面倒くさい。

そして結局のところ、法人であろうが個人事業主であろうが大切なことは？と言えば、

「利益が出ているかどうか」

なのです。

・利益さえ出ていれば出資の必要もなく、

・利益さえ出ていれば自分の給与も払えるし、

・利益さえ出ていれば、取引先や顧客も選べるし、融資も必要ないかもしれない

◇◇◇

起業当初、サラリーマン時代のストレスもあいまって、

「利益重視の経営なんて人間らしくない！」

と息巻いていた僕ですが、６年も経営すると、

「利益、超大事！」

と考え方が一変しました（笑）。

もちろん、利益のために嘘をつくとか、人を騙すとか、そういうことを言ってるのではありません。

よくスポーツ選手が、

「なんだかんだ言って結果が大事」

と言ってるのと同じで、

ビジネスをしている人間にとって、なんだかんだ言って利益大事なのです。

銀行に融資の申込とか行けばよくわかります。

いろいろとプレゼンしたところで、

「で、結局いくら儲かってるんですか？」

というのが先方の知りたいことなのです。

◇◇◇

でも、スポーツで勝つのが難しいのと同じようにビジネスで利益を出すのは難しいのです。

会社員時代は、そもそも「自分の給料」くらいまでしか視点がないので、利益という概念すらありませんでした。